奇蹟の表現 (電撃文庫)

著／結城充考　イラスト／KEI　電撃文庫　メディアワークス
第11回電撃小説大賞＜銀賞＞受賞作。元ヤ印の人が社会復帰ってことで修道院で働いたら昔の仲間がその修道院にある物を狙っててごたごたに巻きこまれる話。
うーん、金賞の作品とあんまり印象が変わらないです。とってつけたような、というか累計的キャラクターが累計的お話を進めるというか。そっちよりはいくらかミステリの味つけが強いですけど、主人公の思考があますところなく吐露されるので推理する楽しみはないです。主人公の最後の熱血ぶりにはちょっと燃えたので、金賞の物よりは面白かったかなあ。